幸い健康に恵まれており、目も耳も健在で、よく本を読み、人の話を聞くことができる。
2003年末で現職牧師を引退し、日本長老教会教師の身分は保持しているが、フリーの身となる。
74歳で現職牧師を引退したのは、後継者か与えられたからであるが、牧師職から退いて自分のやりたいことをやってみたいという願望もあったから。
その一つが、無教会の先生が出しておられる月刊の個人誌を私も出したいということ。19歳で入信、20歳で受洗した私が信仰のバックボーンを築かれたのは、内村鑑三の『ロマ書の研究』による。
その最初は、第1号から第31号まで計30回にわたって連載した「ヘブル書連続説教」とし、続いて「ガラテヤ書連続説教」計17回、「ヤコブ書連続説教」計11回を予定している。
私の関心は明白に三つの分野
①黙想・観想による聖書への霊性的アプローチ
②霊性的アプローチを健全化するための聖書や教会史をめぐる学的研究
③前二者が現実から遊離したものとならないための社会的・時事的関心の保持
にわたり、それらが三脚のようにバランスを保つことを願っている。
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